3~4人、25分、8歳以上
概要
あなたは部族の長。自らの部族を島々に送り込み、ミクロネシアにおける覇権掌握を目指す。ダイスの出目が好ましくない時は、自らの部族をひとり、また、ひとりと、神への生贄として捧げることもあるだろう… あなたの部族の隆盛は、ダイスロールにかかっている。
内容物
・島カード12枚(1~12まで各1枚)
・ダイス3個
・部族トークン60個(4色各15個)
・ルールブック(これ)
ゲームの準備
各プレイヤーは、自分の色のトークンを15個ずつ受け取ります。受け取ったトークンは、各プレイヤーが操る部族です。自分の手前にストックしておいてください。ストックしているトークンの数は、公開情報です。12枚のカードをわかりやすいように場に並べます。カードは、ミクロネシアの島々です。
最近ミクロネシアの画像を見た人がスタートプレイヤーとなります。よくわからない場合は、じゃんけん等で決めてください。
ゲームの進行
【入植】島に自分の部族を送り込む
手番プレイヤーはまず、ダイスを3個振ります。
ダイスの出目に従って、場の島に自分の部族を送り込みます。
3個のダイスを振ったら、1個と2個に分けてください。例えば、振ったダイスの出目が、「1」「3」「4」だった場合、「4と4」でも、「3と5」でも、「1と7」でも構いません。
必ず、ダイスの出目に従って島に部族を送り込まなければなりません。パスはできません。
「3と5」に分けた場合、3の島と5の島に自分の部族を送り込みます。
「4と4」の場合は、4の島だけに自分の部族を送り込みます。
送り込む(入植する)部族の数
誰のものでもない(誰の部族もいない)島には、自分の部族をストックから1つだけ送り込みます。
すでに他のプレイヤーの部族がいる島には、置かれている部族の数よりひとつ多い数の自分の部族を送り込み、その島に置かれていた他のプレイヤーの部族を島から追い出し、追い出した他の部族を対応する色のプレイヤーのストックに戻します。
【島間の調整】
ダイスの出目が、自分の部族が入植している島である場合は、自分が入植している全ての島間で、自分の部族の数の調整を行うことができます。例えば、3の島に自分の部族が3個、8の島に1個ある場合、3の島も8の島も部族を2個ずつにすることができます。だだし、0個と4個にすることはできません。入植している島を無人にすることはできません。また、自分の部族が入植している島全体で見て、入植している部族の合計数を増減させてはいけません。
【島間の調整】は、してもしなくてもかまいません。
なお、ダイスの出目と場の状況によっては、【入植】と【島間の調整】の両方、自分の手番で行うこともありますが、【島間の調整】は、【入植】の後に行わなければなりません。
ダイスの出目が好ましくなかった場合
ダイスの出目が好ましくなかった場合、自分のストックにある部族を1つ廃棄して(生贄にして)、ダイスを1個、任意の出目に変えることができます。ストックにある部族を2つ廃棄するとダイスを2個、ストックの部族を3つ廃棄するとダイスを3個とも、任意の出目に変えることができます。
ストックに部族がひとつもない場合は、ダイスの出目を変えることはできません。
ゾロ目が出た場合
ダイスを振った結果、3つとも同じ出目だった場合、例えば3つとも「6」だった場合、6の島だけに対して入植(もしくは島間の調整)を行い、もう一度、自分の手番を行わなければなりません。
※ダイスを任意の出目に変えた結果ゾロ目になった場合は、もう一度の自分の手番はありません。
手番は時計回り
ダイスを振って、自分の部族を送り込んだりしたら、手番終了です。左隣のプレイヤーに手番が移ります。
ゲームの終了
誰かが、12個ある島のうち7島以上の島に入植すると、ただちにゲーム終了です。もしくは、誰かが自分の部族を送り込まなければならなくなったとき、ストックの部族が足りなくなったら「バーストした」ということで、ただちにゲーム終了です(※ストック0個はバーストではありません)。
7島以上の島に入植した場合、「ミクロネシアの覇権を掌握した」ということで、7島以上の島に入植したプレイヤーの勝ちとなります。
バーストが発生した場合、バーストしたプレイヤーは脱落し、残りのプレイヤーで入植している島のvpの合計を比べ、最も合計値の高いプレイヤーの勝ちとなります。
vpの合計値が同じ場合は、より数字の大きな島に入植しているプレイヤーの勝ちとなります。
※12~10の島はひとつの島につき4vp、9~7は3vp、6~4は2vp、3~1は1vpです。
ゲームデザイン:蜂須賀敏浩
イラスト:オマナザキ
レイアウト:蜂須賀敏浩
2017,トイドロップ
https://toydrop.jp/