3~6人 30分 8歳以上
概要
※このゲームはフィクションです。実在の人物、団体名、事件等とは一切関係ありません。
※シャレのわかるメンバーと遊んでください。
プレイヤーは王国の建築士となり、より多くの宮殿を建築することを目指します。より多くの宮殿を建築するために、ときには資材を節約することもあるでしょう。あなたは如何に資材を節約して、より多くの宮殿を建てられるでしょうか?
内容物
○柱カード 76枚
(赤:16枚 黄:18枚 緑:20枚 青:22枚)
○ENDカード 1枚
○サマリ 6枚
○ルールブック(これ)
準備
柱カードを裏向きにしてよく切り、テーブルの中央に山札として置きます。山札から各プレイヤーに3枚ずつ配り、最初の手札とします。山札から10枚の柱カードを抜き取り、抜き取った柱カードにENDカードを混ぜ、裏向きのままよく切り、山札の下に加えます。サマリを、各プレイヤーに配ります。
最近家を建てた人がスタートプレイヤーになります。家を建てた人がいない場合は、じゃんけんなどでスタートプレイヤーを決めてください。
ゲームの進行
手番のプレイヤーは、以下の行動からひとつを選択します。
1.山札からカードを引き手札に加える。
2.宮殿を建築する。
3.他プレイヤーの宮殿を査察する。
4.地震を起こす。
いずれかの行動を行ったら、左隣のプレイヤーに手番が移ります。
1.山札からカードを引き手札に加える
山札から柱カードを1枚引き、手札に加えます。
2.宮殿を建築する
手札の柱カードを使って、宮殿を建築します。建築できる宮殿の数は、基本的にはひとつだけです。手札にある任意の枚数(1枚以上)の柱カードを伏せてひとまとめにし、自分の手前に裏向きにして置きます。そのひとまとまりが、ひとつの宮殿となります。宮殿はその枚数がわかるようカードをずらして置いてください。
手番プレイヤーが建てている宮殿の数が単独で最も少ない場合、例外として、宮殿を2つまで建築することができます。
3.他プレイヤーの宮殿を査察する
サマリに記載の査察要件をひとつ宣言し、1つまたは2つの、カードが裏向きになっている”安全性が確認されていない宮殿” を査察します。
ひとまとまりになっている宮殿のカードを表返し、査察要件に照らし合わせて、安全基準を満たしている場合、宮殿は取り壊されず、以降、その宮殿は査察を受けることはありません。宮殿のカードを表向きにして置き、”安全性が確認されている宮殿”となります。
査察の結果、安全基準を満たしていない場合、宮殿は取り壊され、宮殿に使用されていた柱カードは、査察を行った手番プレイヤーの手札に入ります。
4.地震を起こす
手札から同じ色の柱カードを4枚出すと、地震が起きます。地震が起きると、対象となる全ての”安全性が確認されている宮殿”は、崩壊します。
例えば、青色の柱カードを4枚出すと、青色の柱カードを建築資材として使用している宮殿は、(手番プレイヤーの宮殿も含め)全て崩壊します。
なお、”安全性が確認されていない宮殿”は、柱カードを確認できませんので、崩壊しません。
地震を起こすために出された柱カードと、崩壊した宮殿に建築資材として使用されていた柱カードは、誰の手札にも入らず、ゲームから除外します。
ゲームの終了
山札からENDカードが引かれたら、手番のプレイヤーの行動は行われず、ゲーム終了です。その時点で最も多くの宮殿を建築しているプレイヤーの勝利です。同じ数の宮殿が建築されている場合は、手札の数の多いプレイヤーの勝ちとなります。手札の数が同じ場合は、引き分けとなります。
なお、ENDカードは手札に含みません。
手札枚数による行動制限
手番開始時に5枚以上手札を持っているプレイヤーは、宮殿を建築することしかできません。
3人プレイの場合
3人プレイの時はゲームの準備時、手札を配った後に、山札を(だいたい)均等になるように山札A・B・Cの3つに分け、上から山札A・B・ENDカード・山札Cの順に重ねてください。
査察要件
A.赤の柱が含まれていない。
B.黄の柱が含まれていない。
C.緑の柱が含まれていない。
D.青の柱が含まれていない。
A~Dは、各指定の一色の柱カードが査察対象の宮殿に含まれていれば、その宮殿の安全性は認められます。安全性が確認されていない宮殿を2つまで査察することができます。2つ査察する場合は、2つとも同じ色を指定しなければなりません。異なるプレイヤーの宮殿でも、同じプレイヤーの宮殿でも、かまいません。なお、全てのカードが場にオープンになっている色は、指定できません。
E.同じ色のペアが含まれていない。
査察対象の宮殿に、同じ色の柱カードが2枚以上含まれていれば、その宮殿の安全性は認められます。安全性が確認されていない宮殿をひとつだけ査察することができます。
F.全ての色の柱が含まれている。
査察対象の宮殿に、異なる色の柱カードが4種類含まれていなければ、その宮殿の安全性は認められます。安全性が確認されていない宮殿をひとつだけ査察することができます。
ゲームデザイン&グラフィック:蜂須賀 敏浩
ディベロップ:北条 投了
タイトル案:Mrちゃっぴー、CTDA
2015,トイドロップ
https://toydrop.jp/
著者について