大宇宙すごろく Ver.17/09/12

投稿者:putsbee

大宇宙すごろく Ver.17/09/12


4~6人、15分、8歳以上


概要

時には菩薩の慈悲をも駆使し、
大宇宙を駆け巡り、
誰よりも速く憶千万年の概念に到達せよ!
このゲームはサイコロを使わない、
すごろく音速大宇宙レースゲーム!!

内容物

・マッハカード30枚(5種類各6枚)
・大宇宙ボード1枚
・駒12個(6色各2個)
・ルールブック(これ)

ゲームの準備

各プレイヤーに、マッハカードを5枚(マッハ1000を1枚、マッハ2000を1枚、マッハ3000を1枚、マッハ4000を1枚、マッハ5000を1枚)配ります。配られたマッハカードは、最初の手札になります。
各プレイヤーに、同じ色の駒を2個配ります。
ボードの「爆誕」の位置に、各プレイヤーの駒を1個置きます。残りの1個はプレイヤーマーカーとなります。

ゲームの目的

大宇宙ボードの「爆誕」は、スタートです。「憶千万年の概念」は、ゴールです。爆誕からスタートし、誰よりも早く憶千万年の概念に到達することを目指します。マッハカードは推進力です。このゲームはすごろくですが、サイコロは使わず、マッハカードで推進します。マッハ1000なら1マス、マッハ2000なら2マス..マッハ5000なら5マス進みます。

ゲームの進行

大宇宙の喧騒
大宇宙に存在しているプレイヤーは皆、今回、どの速度で駆けるかを話し合います。手札のカードを見せてはいけませんが、本当の事を言ってもかまいません。

俺の音速
話し合いが終わったら、大宇宙に存在しているプレイヤーは皆、手札のカードから一枚選び、伏せます。全員がカードを伏せ終わったら、タイミングを合わせて一斉に、カードを表向けます。

爆走する俺ら
大宇宙に存在している全てのプレイヤーのカードを確認します。他のプレイヤーと異なるカードを出したプレイヤーのみ、今回、カードに記載されている音速で自分の駒を進めます。

爆走できない俺ら
他のプレイヤーとカードが被ったプレイヤーは、今回、自分の駒を進められません。

大宇宙の秩序
大宇宙を推進するにあたっては、順番を守らなくてはいけません。速度の遅い者から順番に、自分の駒を進めます。マッハ1000がいちばん最初、マッハ5000がいちばん最後です。

入れ替わる音速
表向きに出しているマッハカードは、自分の手札に戻るのではなく、左隣のプレイヤーの手札に入ります。駒を進めたプレイヤーも、駒を進められなかったプレイヤーも、大宇宙に存在しているプレイヤーは皆、例外なくこの処理をその身に受けます。

菩薩の慈悲
右隣からのカードが手札に入った時点で、大宇宙ボードを確認します。最下位のプレイヤーは(ひとりだけとは限りません)、手札の任意のカードを1枚、菩薩へのお布施として、自分の手前に伏せて置きます。そして菩薩の慈悲により、自分の手前にお布施として伏せて置かれているカード枚数の2倍の数、自分の駒を進めなくてはいけません。
→そして「大宇宙の喧騒」へ

ゲームの終了

誰かが「憶千万年の概念」に到達した瞬間、ゲームは終わります。ちょうど到達しても、突き抜けてもかまいません。憶千万年の概念に最も早く到達したプレイヤーの勝ちとなります。もし、マッハ1000のプレイヤーとマッハ2000のプレイヤーが同じ回で概念に到達する様相であるとするならば、大宇宙の秩序により、マッハ2000の処理は行いません。菩薩の慈悲もありません。

例外

あまり起こらないと思いますが、菩薩の慈悲によって憶千万年の概念に到達することもありえるでしょう。菩薩の慈悲によって憶千万年の概念に到達してしまったプレイヤーは、星くずとなり、昇天し、大宇宙から除外され、ゲームから脱落します。マッハで概念に到達するプレイヤーが現れるまで、ゲームは続行します。


ゲームデザイン:蜂須賀 敏浩
イラスト・レイアウト:ササリ ヒノエ
2017,トイドロップ
https://toydrop.jp/


大宇宙すごろく|トイドロップ (toydrop.jp)

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