3~5人 20分 8歳以上
概要
ダイスを振って梅干しご飯をつくり、黒ゴマをふりかけて、狙いのおかずに手を伸ばせ! より望まれるおかずを獲得する者ほど、ランチタイムの覇者となるのだ!
内容物
・ダイス5個
・シール10面1枚
・ダイス目一覧/初めて遊ぶ前に1枚
・カード12枚(1から12各1枚)
・ルールブック(これ)
ダイスにシールを貼る
はじめてこのゲームを開封した際、「初めて遊ぶ前に」に記載の通り、ダイスにシールを貼ります。
ゲームの準備
カードを場の中央に表向きにして並べます。カラーの面が表、モノクロの面が裏です。じゃんけん等で、最初の手番プレイヤーを決めます。
手番プレイヤーの行動
手番プレイヤーは、(A)カードの得点を確定させるか、(B)ダイスを振るかのどちらかを行います。
A.おかずカードの得点を確定させる
自分の手前に仮に獲得しているカードがあれば、そのうち任意のカードを1枚裏返し、得点を確定させます。裏返して確定させたカードは、他のプレイヤーに奪われることはありませんし、バーストの処理の対象にもなりません。
カードを裏返したら、左隣のプレイヤーの手番となります。
B.ダイスを振って梅干しご飯をつくる
まず、全てのダイスを振ります。振った結果によって条件に沿ってダイスを取り置き、残りのダイスを全て振り、また条件に沿ってダイスを取り置くことを繰り返します。ダイスを振るのはいつやめてもかまいませんが、取り置いたダイスで梅干しご飯がつくれていなければなりません。
ダイスを振るのをやめ、梅干しご飯を作ることができたら、条件に沿ってカードを仮に獲得します。仮に獲得したカードは、自分の手前に表向きにして置きます。
梅干しご飯をつくって、カードを仮に獲得したら、左隣のプレイヤーに手番が移ります。
ダイスを振った結果、条件に沿ってダイスを取り置くことができなかったり、ダイスを振るのをやめた時点で梅干しご飯が作れていなければ、バーストです。バーストの処理をして、左隣のプレイヤーの手番となります。
ダイスを取り置く条件
ダイスは、「梅干(1の目)」、「黒ゴマ(2~6の目)」、「ライス(米のイラスト)」で構成されています。
ダイスを振り、必ずひとつ以上のダイスを取り置かねばなりません。また、1種類の出目しかとり置くことができません(黒ゴマは2~6までありますが、それぞれ異なる出目として扱います)。
梅干を取り置く場合
ダイスを振った結果、梅干がひとつしかない場合のみ、取り置くことができます。すでに梅干を取り置いている場合は、取り置くことができません。
黒ゴマを取り置く場合
ダイスを振った結果から、同じ出目の黒ゴマを全てまとめて取り置かなければなりません。なお、すでに取り置いている出目の黒ゴマは取り置くことができません。
ライスを取り置く場合
ライスを取り置く場合は、ダイスを振った結果から、可能な範囲で任意の個数(1個以上!!)、取り置きます。すでにライスを取り置いていたとしても、追加で取り置くことができます。
梅干しご飯の条件
条件1.ライスのダイス数は、黒ゴマのダイス数と同じかそれ以上でなければなりません。また、黒ゴマもライスも、1つ以上なければなりません。
条件2.梅干は必ず1つだけ、なければなりません。
取り置いたダイスが、上記1・2の条件を満たしていなければ、日の丸弁当が作れていないということでバーストとなります。
仮に獲得するカード
場の全ての表向きに置かれているカード(中央の場だけでなく各プレイヤーが仮に獲得しているカードも全て)が、獲得の対象です。
梅干しご飯の状態によって、仮に獲得する対象となるカードの条件が異なります。
まず、黒ゴマの出目の合計を数えます。合計が10であれば、10のカードを獲得します。表向きになっているカードで10がなければ、9を、9がなければ8を獲得します。
次に、ライスの個数を確認します。ライスの個数が1個だけであれば、獲得するカードは1枚だけです。ライスの個数が2個であれば、獲得するカードは2枚になります。1枚目は黒ゴマの合計値が示したカードで、2枚目は、場に表向きになっているカードのうち、1枚目のカードの次に小さな数字のカードです。もし、ライスの個数が3個であれば、獲得するカードは3枚となり、3枚目は場に表向きになっているカードの中で、2枚目の次に小さな数字のカードとなります。
バースト
バーストが起こると、場に表向きに置かれているカードが1枚、ゲームから除外されます。
まず、手番プレイヤーの手前に仮に獲得しているカードがある場合、そのうち最も数字の大きなカードがゲームから除外されます。手番プレイヤーに、仮に獲得しているカードが無い場合、場の中央のカードのうち、最も数字の大きなカードがゲームから除外されます。
ゲームの終了
中央の場からカードがなくなったらゲーム終了です。終了時点で、確定しているカードの勝利点と、仮に獲得しているカードの勝利点の合計が最も高いプレイヤーの勝ちとなります。
勝利点の合計が同じ場合は、時計回りに見て、最初の手番プレイヤーからより遠いプレイヤーの勝ちとなります。
細則
・梅干しご飯をつくった結果、仮に獲得するカードが場にまったくない場合は、バーストとなります。
・梅干しご飯をつくった結果、仮に獲得するカードが足りない場合は、足りないなりにカードを獲得します。例えば、梅干ご飯が3枚を示しているのに、該当するカードが2枚しかない場合は、その2枚だけを獲得します。その際、バーストは起こりません。
・場の状況は全て公開情報です。カードを重ねないでください(除外したカード以外は重ねないでください)。
ゲームデザイン:蜂須賀敏浩
イラスト・レイアウト:別府さい
2018,トイドロップ
https://toydrop.jp/
著者について